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彩鳳舞丹宵

今回は新年に相応しい、おめでたい禅語をご紹介

彩鳳舞丹宵



彩鳳舞丹霄(さいほうたんしょうにまう)

彩鳳:  鳳凰のことで、五色の羽を輝かせながら舞うことからこう呼ばれます
天下太平の時代にのみ出現する瑞鳥とされています。

丹霄:  丹は赤く染まったという意味や
澄み切ったという意味があります

霄は大空、雲ひとつ無い空の意味があります

なので、丹宵とは朝焼けの赤く澄み切った空のことを意味します

五彩の色鮮やかな羽毛を持つ美しい鳳凰が、
澄み渡った大空を天高く悠々と舞い遊ぶ様子は
天下泰平・君民和楽をたたえるめでたい風景を指しています

このことから、今日でも年の初めに平和や無事を祈願する
おめでたい言葉として、茶席で用いられます

また、禅の世界では、
澄み切った空や、泰平の象徴である鳳凰の姿から
明々白々の世界を意味し、
真理は明々白々である。という意味もあるそうです

本当に美しい光景は
空が澄み渡っていないと見えないように
自身の心も澄みきっていなければ見ることはできない


平穏無事や、天下泰平を願うこと
それは自分自身の心が清らかでなくてはいけない
ということ

まさに新年にふさわしい句ですね


無事是貴人

2011年も残すところ三日となった今回は
禅語について触れてみようと思います

無事是貴人(ぶじ これ きじん)

無事是


茶掛の禅語として使われることの多い言葉なので
目や耳にしたことのある方も多いと思います
特にこの時期、年末の茶席などでよく見かけます

もともとは季節を問わない言葉ですが
一年間、大きな災難に見舞われることなく
無事安泰に暮らせたという喜びと感謝の意味で
また、12月の師走という多忙な年の瀬でも
決して慌て取り乱さず
無事に新年を迎えられますようにという願いを込めて掛けられます


しかし、この言葉禅の世界では、少し解釈が違います

無事とは、「何事も無く」という意味ではなく
仏や悟りを外に求めないこと
即ち自分以外の人や物に求めない心のことを意味します

貴人とは、貴族や貴婦人などの人間の階級な意味ではなく
真に貴ぶべき人、高貴な心を持つ人、転じて仏をさす意味だそうです

『臨済録』という禅の公案集にはこうあります

「無事是れ貴人なり。ただ造作することなかれ、ただ是れ平常なれ」

何時、如何なる状況に置かれた時にも
自分以外に何かを求めるのではなく
当然のことを造作なくやることが平常であり
これこそが無事であるということで、
それこなせる人が、真に貴ぶべき人であり
仏の心であるということを説いているのです

つまり
真に貴ぶべき仏の心は、己の中にあり
それを理解しないまま
外に求めてはいけない
ということなのです


どうしても時間が無く、仕事にプライベート、また家庭にと
何事も焦りがちになってしまう年末ですが
そんなときこそ、一度立ち止まり、大きく深呼吸をして
この言葉を思い返してみてはいかがでしょうか?

無理に焦って追い求めるのではなく
着実に歩みを進めるところに、自ずとその成果があらわれてくる

禅語には、一般的に知られている茶掛での意味と
禅の世界での意味が異なるものが多くあります
その両方を理解すると
また、違った楽しみ方ができるのではないでしょうか





ちなみに、カームでは昨日27日に忘年会をしました


年内は29日まで営業しておりますが
社長をはじめ、カームスタッフ、北大路先生ご家族も参加されました

この一年、大きなトラブル見舞われること無く、新しい年を迎えられそうです

無事是貴人

これもお客様あってのことです
来年も皆様に喜んでいただけるようがんばりますので
よろしくお願いします

忘年会


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カーム株式会社
名古屋栄で美術品骨董品の鑑定・買取・オークション運営・質屋を営んでいます。

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