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尾張徳川家の雛まつり

徳川美術館で開催中の「特別展 尾張徳川家の雛まつり」にいって来ました。
私ももちろんそうですが、毎年この展覧会を楽しみにしている方々が全国におられるそうです。


今回は矩姫(かねひめ)さまの雛人形と雛道具の展示がありました。
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※画像は徳川美術館HPよりお借りしました

他には19代・20代・21代の当主夫人所蔵の明治・大正・昭和の雛人形の展示も圧巻でした。


また、福君(さちぎみ)さまのお道具からは、「菊折枝蒔絵雛道具」が出ていました。
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※画像は徳川美術館HPよりお借りしました

これらは全て実際のお輿入れの時に持ち込んだ嫁入り道具のミニチュア版で、第五展示室には菊折枝蒔絵を施した「乗り物」「湯桶」「盥」「挟箱」「弁当箱」などの原寸サイズ?の道具が出ているので、比べてみると面白いと思います。
また、伏籠(ふせご)に本物の小袖を被せて香をきものに焚きしめる方法の説明をしているのも素晴らしいことだと思いました。
同じように、夏の正装として用いる「腰巻」を実際に衣桁にかけて展示してあり、初めて本物を見て長年の疑問が解決しました。

そして、菊折枝蒔絵が施されたお雛道具の中でも一番大切な「貝桶・合貝」も出ていました。
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※画像は徳川美術館HPよりお借りしました


大名家の雅にふれることのできるお薦めの展覧会です。
平成25年4月7日(日)まで開催中です。







円山応挙展

ただ今愛知県美術館では、「円山應挙」展を開催しています。

円山応挙といえば、なんでも鑑定団でも、カームにおいても贋物が持ち込まれるケースが多い作者のBEST1かと思われますが、それほどまでに有名で、欲しい人が多い作者です。

今回の円山応挙展の目玉は、ガラスケース越ではなく作品が鑑賞できる一角があることではないでしょうか。

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※画像は愛知県美術館のホームページからお借りしました。
重要文化財《松に孔雀図襖》大乗寺客殿孔雀の間十六面のうち部分 寛政7年(1795年)紙本金地墨画
この《松に孔雀図襖》の裏側には《郭子儀図襖》も展示されています。
これらの襖絵がLEDライトの使用により、一日の陽の移り変わりの中で鑑賞することができます。
ほの暗い中で見る金地の襖に描かれた孔雀は神々しいものでした。

また、応挙は屏風の特性を最大限に活かした描き方をしていて、観ている者が絵の中に引き込まれてしまいそうな感覚におちいるものや、観賞者の驚きを誘う作品などが多数ありました。
今で言うところのトリックアートといったところでしょうか。

他には国宝「雪松図屏風」をはじめとする素晴らしい作品も多数展示されており、本当に別格だなぁとの印象を強くしました。
そんな大家が描く犬や兎はとても愛らしく、思わず微笑んでしまう作品もあります。

ぜひこの機会に観覧をお勧めいたします。
特にオススメなのが金曜日の夜です。通常は18時閉館なのですが、金曜日だけは20時まで開館していて、土日のような混雑もなくゆっくり鑑賞できるので、私はこの時に伺うことが多いです。

平成25年4月14日(日)まで開催中


入札会


カームでは
明日、6月13日より美術品入札会を開催します

案内

準備・飾りつけも着々と進み、後は開催を待つばかりとなりました

メイン開場の4F
日本画・洋画・版画
工芸品や西洋アンティークまで多種多様な美術品を集めました

4F

2F


2F会場にも日本画・版画・掛軸などが並びます
2F


詳細

期間        :6月13日(水)~ 17日(日)
時間       :10:00~17:00まで(※最終日は16:00まで)
入場       :無料
場所       :カームアートビル2F・4F
お問い合わせ  :カーム株式会社 0120-69-9911まで



美術品買取りのカームだからできる
豊富な品揃えの美術品の数々を
お値打ちな価格で出品します

詳細はお問い合わせ下さい


皆様のご来場、心よりお持ちいたしております

10月の展覧会

10月の東海地方の展覧会情報をまとめました。

川合玉堂展 描かれた日本の原風景
松坂屋美術館にて10月10日まで開催中
愛知県出身の画家だけにカームにもたくさん作品が持ち込まれますが、贋作も多いです。

名都美術館コレクションⅠ~爽秋
名都美術館にて10月23日まで開催中
上村松園作で、徳川喜久子姫が高松宮にお輿入の際に依頼した二曲一双屏風がみられます。

秋季特別展 『宮廷の雅-有栖川宮家から高松宮家へ-』
徳川美術館にて11月6日まで開催中
十二単・小直衣などの装束、伝伏見天皇の宸筆和歌、高松宮宣仁親王時のワンピースなど珍しくも美しいものを見ることができます。また、この時期の徳川園は萩やキンモクセイが花盛りです

狂言共同社結成120周年記念特別展 『狂言でござる~狂言共同社と尾張の狂言』
名古屋市博物館にて10月22日から開催 12月4日まで
尾張徳川家の庇護のもと、名古屋では能楽が盛んになりました。狂言装束や伊勢門水による狂言画の展示が楽しみです。10月29日(土)には14:00開講(開場13:30)「萩大名(はぎだいみょう)」「井杭(いぐい)」が博物館講堂で上演されます。無料ですよ!


カーム株式会社では、美術品・骨董品の買取をいたしております。
お気軽にお問い合わせ下さい!


名古屋市中区栄3-35-44
カームアートビル2階
TEL:052-252-7777
FD:0120-69-9911


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美術品の格安販売もしています。
どうぞよろしくお願いいたします。

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