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台北 國立故宮博物館院

東京国立博物館では現在「台北 國立故宮博物館院‐神品至宝‐」展を開催しています。
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わたくしが訪問した日は、有名な翠玉白菜展示最終日でした。
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ここ数日のツイッター情報だと、朝開園一番でも120分待ちで、昼頃には180分待ちになることを知っていましたが、この日もこの時点で100分待ちでした。
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※展示期間は平成26年6月24日~7月7日まで

早々に諦め、他の展示を観ることにしました。
徽宗皇帝コレクションからは
汝窯の青磁楕円盤・輪花碗・円洗がきていました。
ぽってりと厚みがあり、柔らかな印象をうけました。
また、王羲之の草書遠宦帖巻や草書大道帖巻などの名筆の数々。
そして、書や絵をよくした徽宗帝の作品では、楷書牡丹詩帖頁や渓山秋色図軸がありました。
他には李唐・燕文貴の図頁がありました。

北宋南宋の時代のものでは、
蔡襄・欧陽脩・蘇洵・蘇轍・趙孟頫・黄庭堅・蔡卞・趙令畤・曾紆・米芾・馬麟・陳居中・牟益・高宗・呉琚・馬遠・李嵩・馮大有・范成大・張即之・関同・巨然などの書画が素晴らしかったです。

元時代では、趙孟頫とならび称される鮮于枢の行書透光古鏡歌冊がありました。
個人的にはこの書体がとても好きです。
この時代では、可九思・楊維禎・高克恭・武元直・呉鎮・倪瓉・王蒙・張中・陳汝言・冷謙などの書画がありました。

書画のことばかり書きましたが、中国書画の見どころはそれそのものはもちろん、皇帝をはじめとした鑑賞や所有のしるしとして押されるの鑑賞印や所蔵印、鑑賞録としての題跋・題識などのさまがとても美しく、鑑賞の見どころとなっています。


乾隆帝の陶磁器や漆芸、七宝、青銅器、砡のコレクションも圧巻でした。
どうぞ実際に行ってお確かめください!

展示場の出口ではこんなかわいい宝物がお見送りしてくれますよ
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カーム株式会社では中国美術を強化買取中です。ぜひお問い合わせください。








皇室の名品展

京都国立近代美術館で開催されている「皇室の名品‐近代日本美術の粋(すい)」展に行ってきました。


国に寄贈された代々皇室で引き継がれてきた名品の数々が展示されています。
その中でも、明治工芸と呼ばれる金工・七宝・象嵌・漆芸などが素晴らしかったです。

そもそもこれらの技は、刀剣類にあてられていたものでしたが、武士の時代が終わり、廃刀令が出て、職を失った職人たちの技を守るために帝室技芸員制度を作ったり、また日本国の輸出品を育てるために万国博覧会に出品を勧めたりして守ってきたものです。

主な作者名・作品です。

山元春挙・日本画
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濤川惣助・無線七宝
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沈寿官・薩摩焼
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川島甚兵衛・織物
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並河靖之・有線七宝
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横山大観・日本画
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上村松園
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海野勝珉・金工
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高村光雲
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江馬長閑/神坂祐吉/神坂雪佳合作・文台硯箱
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※以上の画像は皇室の名品ホームページからお借りしました




加納夏雄・金工
森寛斎・日本画
田能村直入・日本画
川端玉章・日本画
柴田是真・漆芸漆絵
西村總左衛門/治兵衛・染色織物刺繍
香川勝廣・金工
宮川香山・陶芸
諏訪蘇山・陶芸
川合玉堂・日本画
土田麦僊・日本画
楠部彌弌・陶芸
加藤土師萌・陶芸
板谷波山・陶芸
などなど

さまざまなボンボニエールの展示や油彩で描かれた皇族方の肖像画なども面白かったです。

金工・漆芸等の技は現在も引き継がれていますが、これほどまで緻密な技術は現代では再現が難しいと聞きます。これらを守っていくこともとても大切なことだと思います。

カーム株式会社では明治工芸をはじめ、象嵌細工物などの高価買取無料鑑定を行っております。
お気軽にお問い合わせください。

徳川美術館企画展「備前刀の系譜」

徳川美術館で開催中の企画展「備前刀の系譜」に行ってきました。


展示作品リストには名品が並んでいます。
※画像は徳川美術館のページからお借りしました

国宝 太刀 銘 正恒
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平安時代の作で、八代将軍吉宗が将軍を退く際、尾張家九代宗睦が拝領した一口。


国宝 太刀 銘 光忠
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長船派鎌倉時代の作
尾張徳川家三代綱誠(つななり)が徳川五代将軍綱吉から拝領した一口。


国宝 太刀 銘 長光
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長船派光忠の子供、織田信長の愛刀で、本能寺の変後、明智光秀が安土城より奪い、家老の津田遠江守重久に与えたという謂れあり。尾張徳川家へは、四代吉通が徳川六代将軍家宣より拝領した一口。


国宝 太刀 銘 国宗
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備前三郎の名で知られた刀工。尾張徳川家八代宗勝が、分家の高須松平家から本家・尾張徳川家を相続した折に持参した太刀で、もともと高須松平家初代義行が尾張徳川家二代光友から拝領した一口。

重要文化財 刀 無銘 一文字 名物 南泉一文字
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鎌倉時代の作で、室町将軍家-豊臣秀吉-秀頼-家康と伝えられた一口。


重要美術品 太刀(菊紋)菊一文字
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鎌倉時代の作で、徳川五郎太献上
後鳥羽上皇が諸国の刀工を集めて太刀を作らせ、茎に菊紋を刻ませたことから菊御作、一文字派の刀工が製作に当たったことから菊一文字とも呼ばれています。
駿河大納言徳川忠長(三代将軍家光の弟)から尾張徳川家初代義直に贈られた一口。


葵紋散螺鈿黄金造太刀拵え 小太刀 銘 吉用付属
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尾張徳川家初代義直所用と伝えられる豪華な太刀拵。儀式用として作られ、公卿の装束を着けた際に用いられた豪華な拵え。


この他にも数多く刀・太刀・拵えが出品されています。
本阿弥家の折紙が添えてあるものもいくつかありました。


徳川美術館では、江戸時代から一度も刃を研いだことがないのだそう。
そのため刃文が綺麗に出てはいないが、昔のままの刃の状態がそのまま残っているのだそうです。


平成25年7月21日まで開催中
ぜひ足をお運び下さい。



カーム株式会社では、刀剣・武具・甲冑等の無料鑑定高価買取を実施中
お気軽にお問い合わせ下さい。
















上村松園展

ただ今名古屋市美術館では開館25周年記念として、「上村松園」展を開催しています。

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※画像は名古屋市美術館のホームページからお借りしてきました

パンフレットやチケットに使われているこちらの絵はご覧の通り「花嫁」を描いたもの
じっくり拝見すると色々なことが見えて来ます。

松園は若い頃、花嫁の支度の手伝いをしたことがあり、その時のことを克明に記録していたそうです。
(その一部が地下の会場に於いて素描・下絵展として展示があります)

明治時代良家子女の花嫁のしつらいです。
五つ紋黒の裾模様のある振袖で、その下に朱と白の振袖に重ねています。
長襦袢も数えると四枚のきものを着ているのです。
家紋は今よりもずっと大きくて、現在の男紋ほどあります。
(松園の描く絵の中では、この絵に描かれている十五枚笹の家紋が一番多いそうです)
帯は丸帯をたて矢に結び、お引きずりのきものを抱き帯(しごき帯とも言う)でたくしあげています。
髪型は文金高島田に赤金白の根飾りや鼈甲の櫛、簪などで飾ってあります。


他にも有名な「人生の花」が名都美術館所蔵と京都市美術館所蔵のものと並んで展示されています。
こちらは花嫁の母も描かれていて、黒の五つ紋留袖に帯は前で結んであります。
この辺りも昔の婚礼の様子を正確に描いています。
美しい絵であることはもちろん、今後ますます時代の記録として貴重な資料となって行くと思います。

きものに興味のある方は、この辺りも楽しめると思います。


カーム株式会社では、日本画をはじめ美術品骨董品の無料鑑定・高価買取を行っております。
名古屋市美術館に近いので、美術館にお越しの折にはお気軽にお越し下さい。

第68回春の院展

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春の院展を鑑賞して来ました。
院展同人の方々の作品を一挙に見る事ができるまたとない機会で毎年楽しみにしています。

郷倉和子「春へ」
松尾敏男「明けゆく」
後藤純男「春の塔映」
下田義寛「爽夏朝陽」
小山硬「釧路の春」
鎌倉秀雄「舞妓」
福井爽人「晩夏」
伊藤髟耳「赤のゆらぎの中」
田渕俊夫「明日香心象 飛鳥川」
那波多目功一「静寂」
手塚雄二「花夜」
福王寺一彦「月光」
梅原幸雄「錦鯉」
清水達三「早春」
宮廻正明「螺游」
菊川三織子「春の譜」
西田俊英「晨明」
松村公嗣「春牡丹」
大矢紀「夏美し」
高橋天山「木之花佐久夜毘賣」
川瀬麿士「韻」
吉村誠司「溽」
村上裕二「君待つ風」
大野百樹「春雪」
今井珠泉「雪と氷と」
倉島重友「春を聴く」
清水由朗「翼と日時計」
齋藤満栄「夜明」
小田野尚之「午後の駅」
宮北千織「ねがい星」
大野逸男「菊と草」
北田克己「春の水巴」
など素晴らしかったです。

こちらで画像を見ることができます。

ちなみにわたくしが気に入ったのは
那波多目功一「静寂」と手塚雄二「花夜」でした

巡回名古屋展は松坂屋美術館にて4月21日(日)まで
ぜひぜひ足をお運び下さい。

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名古屋栄で美術品骨董品の鑑定・買取・オークション運営・質屋を営んでいます。

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取扱品目は、茶道具・中国美術・絵画・掛軸・金製品・銀製品・象牙・陶器・蒔絵・現代美術・浮世絵・ブランド品などです。
美術品の格安販売もしています。
どうぞよろしくお願いいたします。

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